Art is long, life is short.

僕が描く油絵、特に物でなく人を描くとき、
その絵にみんな怯える。
お化け屋敷で使えるねって言ったら、家族も納得し爆笑。
焦点の定まらない、魂の籠っていない人物像。
それは自分に足りない何かを、常に探しているよう。
貴方の後ろを見透かして、貴方の魂を吸わんとす。
魂が無い、嫌な絵だw 要は技術が足りないのだ。


そして、自分は魂のあるものを探した。
アートに限って言えば、
ヨーロッパに滞在していたときも、アメリカに暮らして居た時も、
美術館を見た。
ルーベンスダヴィンチ、レンブラントミケランジェロ
モネ、ムンクゴッホシャガールゴーギャン、ミロ、ゴヤクリムト
シャガール、ダリ、ピカソ、ミレー、マティスルノワールラファエロ
似顔絵は見てもつまらない事が多いが、それだけではなく、
メディアアートやモダンアートの中で、魂の感じられる作品を見ると、
自分の中にメッセージが残る。
その時代の美観であったり、その人自身の美観、優劣関係であったり、
トリックであったり、矛盾であったり、自我の崩壊過程を描いていたり。
メッセージを込めて居なかったから、
少なくとも、メッセージを表現するために何度も書き直しすることも無かったから、
魂が無いと感じたのだなと思った。


さて、この"Art"、僕にとっての語感は、一般の絵画や作品を示すだけではなく、
繰り返される動作から繋がる技術、芸術、学問全般、
見ている人を動かすエネルギーをもつものと考える。
こだわりを持っている人の、頑固一徹な精神が、世紀を超えて、
後世にも残るという事。
そーんないぶし銀に、今日も昨日も、感動してますw